1964年の東京オリンピックってどんな大会だったの?

スポーツ

いわずと知れた
4年に一度の「スポーツの祭典」
オリンピック!

世界中が!注目・熱狂・歓喜する!
一大イベントが!
日本で!東京で!
2020年開催されます!

夏季五輪が日本で開催されるのは
2020年で2回目!

今回は
1964年の東京オリンピックが
どんな内容のものだったかを
わかりやすくまとめてみました!
来るべき数年後に向けて
歴史を振り返って
知識を深めていきましょう!!

1回目の「東京オリンピック」いつ開催だったの?

1964年(昭和39年)
10月10日から10月24日までの
15日間の日程で
第18回オリンピック東京大会
が行われました。

2020年のオリンピックも
16日間の日程予定とのことなので
ほぼ変わらない日程ですね。

1964年の東京オリンピックは
夏季オリンピックでアジア初開催です!

1964年当時のアジアを引っ張っていたのは
やはり日本だったんですね!

また1964年は
日本は、まさに高度経済成長期として
突き進んでいるまっただ中です!

人口は9718万人
経済はすでにGDP世界5位!

東京五輪開催の1964年には
羽田東急ホテル 開業
ホテルニューオータニ 開業
東京プリンスホテル 開業
地下鉄日比谷線全線 開業
日本武道館 開業
渋谷公会堂 開業
東海道新幹線 開通

閉会後の12月には
東京都立駒沢オリンピック公園が
開園しました

まさにオリンピック景気ですね!

それ程、五輪開催は
国をあげてのイベントなんですね。

さて
1964年開催と
2020年開催とでは
同じ東京での夏季五輪ですが

大きな違いとして
『開催月』の違いがあります

1964年東京オリンピックは
10月に行われたので
選手や観客は暑さに
それほど気を使うことなく
競技や応援に専念することが出来ました。

2020年東京オリンピックは
2020年7月24日 ~8月9日
という夏真に
日程が組まれており
選手や観客の体調面に
不安の声があがっていますね

ちなみに
2018年のこの期間の最高気温は
ほぼ30℃越えです
中には37度の日も、、、

ただ、東京2020オリンピックです!
いつの頃からか
トウキョウニイゼロニイゼロ
トーキョーニーゼロニーゼロと
呼ぶようになったのかはさておき

JOCが万全の暑さ対策を
とってくれることでしょう!

1964年の東京オリンピックの首相や都知事は?

1964年東京オリンピックの首相は
「所得倍増計画」の池田勇人首相です

池田勇人は開催へ向け
強いリーダーシップで
牽引したと言われています

10月10日に東京オリンピックが開会される
わずか1カ月前の9月9日に
国立がんセンターへ咽頭癌で
入院してしまいます

そして
東京オリンピックが閉会するのを待って
閉会式の翌日に退陣を表明しています

1964年東京オリンピックの都知事は?

1964年東京オリンピックは東龍太郎都知事です
東龍太郎は
東京帝国大学(現東大)の医学部卒なんですね!

日本体育協会会長・日本オリンピック委員会委員長
IOC委員と様々な役職を歴任しているとことをみると
1964年の東京オリンピックに
深くかかわっていることがわかりますね

1964年の東京オリンピックどんな競技がおこなわれていたの?

1964年東京オリンピックは
参加国93か国、参加選手5152名

行われたのは
20競技163種目でした

ちなみに2020年の東京オリンピックでは
33競技339種目実施予定ですので
種目数でいうと1964年開催の倍ですね!

1964年東京オリンピックでの実施競技は
陸上・競泳・飛込・水球
体操・柔道・レスリング・重量挙げ
バレーボール・バスケットボール
サッカー・ボクシング
ボート・セーリング・カヌー
フェンシング・ホッケー・自転車
近代五種・馬術・射撃でした

ただ1994年東京オリンピック当時は
女子の参加できる種目は
31種しかなかったそうです
男子が126種目なので
その差は4倍ですね!

すべての競技に女子種目が採用されたのは
2012年のロンドン5輪とのことなので
競技種目に男女差がなくなったのは
比較的近年になってからなんですね

1964年東京オリンピック 日本のメダルの獲得数は?

1964年東京大会は
日本は金メダル16個、銀5個、銅8個 

「東洋の魔女」といわれた
女子バレーボールチームの金メダル!

「小さな巨人」といわれた
重量挙げの三宅義信選手の金メダル!

最終日まで陸上競技で
メダルがなかった日本ですが
最終日開催の男子マラソンで
日本陸上競技で唯一のメダル獲得した
円谷幸吉選手の銅メダル!

君原健二選手
寺沢徹選手につぐ3番手で選考された

円谷選手が2位で
国立競技場に戻って来た時は
会場がどよめきました

ただトラックでイギリスの選手に
抜かれてしまいます

円谷選手は父親に言われた
「男は後ろを振り向いてはいけない」
との教えをまもったのが一因とも言われています

それとは、対照的なのは
初の2大会連続金メダルを獲得した
エチオピアの裸足の英雄アベベ・ビキラ選手です
ゴール後に余裕綽々で整理体操を行い
「まだ10km」は走れたというコメントを残し
強烈な印象を残しました

ちなみに1964年の東京大会では
アベベ選手はしっかりシューズを履いています
アベベ選手が裸足で走ったのは
1960年のローマオリンピックですね

2020年の東京オリンピックでは
競技数も倍に増えているので!
ぜひとも開催国である
日本の多くのメダルを期待したいですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
近代オリンピックは
1896年にギリシャのアテネで
第1回大会が行われてから
世紀を超えて今もなお続くグローバルな祭典です。

いやおうなしに商業化が進み
政治的色合いも含むといった
弊害的な側面もありますが

まさに国をあげて世界に発信する
絶好の機会ともいえます

1964年の大会は戦後復興から
逞しく復活する「日本」というものを発信し
まぎれもなく先進国の仲間入りを果たした
日本を力強く印象付ける場となりました

2020年東京オリンピックは
相次ぐ震災から
再び起ちあがった「日本」の素晴らしさを
発信し感じてもらい「復興」を印象付ける
ことができると良いですね!

まずは、開催国として
オモテナシの精神をもって
何よりも「スポーツの祭典」を
楽しみたいですね!